前立腺がん闘病記(15) 病室に御守りを忘れ神罰が下る

入院

6月13日(火)に無事退院し、自宅に戻りホッと一息。

そこへ「病室に御守りを忘れてます」と、病院からの電話。

「あっ!」と思い出したが、「捨ててください」とは言えない。

そこで「次回病院に行くときに受け取る」ことにして、病院側で預かってもらうことにした。

 

しかし神様はお怒りになり、許してくれなかった。

退院したその日の夜中に、恐るべき神罰を喰らってしまった。

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塩竃神社「うまくいく御守」

病室に忘れた御守りは、今年4月に宮城県にある塩竃神社で購入した「うまくいく御守」。

ゆる~い名が面白かったので、手術の成功を祈って購入。 そして病室の壁にぶら下げた。

 

看護師さんと一緒に、忘れ物チェックを行って退院してきたが、二人とも見逃してしまった。

腹が痛くて目が覚める

そして退院した日の夜中。 下っ腹が痛くて目が覚めた。

トイレに行くと尿取りパッドは汚れていないし、オシッコも出ない。

「おゃ 変だな?」

と思いながら再び寝てしまい、次に明け方5時過ぎに目を覚ました。

先ほどより腹の痛みは増し、オシッコは相変わらず出ていない。

オシッコが溜まって腹が痛くなったのか? 少々不安が走る・・・

退院したばかりの病院に舞い戻る

腹の痛みやオシッコが出ない状態は、朝まで続いた。

とりあえず朝一で病院に電話して相談すると、「できるだけ早く来なさい」と言われる。

そこでタクシーを呼び、退院したばかりの病院へ舞い戻ることにした。

「これは神様が、御守りを早く取りに来いと言ってるんでしょ!」と、同行の妻が言う・・・

御守り回収に成功

病院に到着して再診受付を済ませ、総合カウンターで御守り回収に成功。

御守りに向かって「申し訳ありませんでした」と、心の中で侘びを入れる。

すると診察を待つ間、椅子から立ち上がったりすると尿漏れが・・・

診察を受ける前に、たっぷりと尿を吸い込んだパッドを取り換えることになった。

診察では異常は無かった

膀胱と尿管の縫合部を再度調べるため、造影検査を受ける。

その結果、多少の漏れは見つかったが問題になるほどではないという。

また尿もお腹には溜まっていない。

もしかしたら御守り回収後に、神様は怒りを鎮め、人質としてとったオシッコを解放したのかもしれない。

そして再びカテーテルが入れられた

「じゃぁ 念のためカテーテルを付けますか・・・」と医者が判断。

ゲッ! 麻酔もかけずにおチンチンに管を突っ込むのか?? 痛~ぁ!!

すると「麻酔が入ったゼリーを塗って入れるから大丈夫」

「ではたっぷりとゼリーを塗ってお願いします・・・」

ウェアラブルトイレを装着して自宅に帰る

そして看護師さんから、自宅でのカテーテルの取り扱いや、溜まった尿の捨て方を教えてもらう。

外出時には、おチンチンから伸びるチューブをズボンの中に通し、尿を溜める袋を足に巻き付けるそうだ。

カテーテル

まさにモバイルトイレと思ったが、それは尿瓶のほうが相応しい気がする。

そこで思いついた名前が、ウェアラブルトイレ。

6月27日が次回の病院予定だが、それまで常に身に付けて暮らす羽目になってしまった。

膀胱の機能が衰えてしまいそうだが、医者は大丈夫だという。

 

今から思い返すと、まさに御守りからしっぺ返しをされたような気がする。

おそるべし塩竃神社の「うまくいく御守」

秋になったら、お礼詣りに行かなければいけない。

 


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