2022年9月19日。 千葉市の幕張ベイタウンに、クラシックカーが100台近く群れを作ってやってきた。 「ラ・フェスタ・ミッレミリア」という、クラシックカーのラリーである。 今回は9月16日に東京の原宿を出発し、4日間で1200Kmほど走り、この幕張ベイタウンがゴールだそうだ。
凄い車ばかりで、このような車を保持して実際に乗り回す・・・ 本当の大人の遊びとはこのようなことなのだろう。 羨ましさで指をくわえ、よだれを流し、縁の無い遠い世界だと改めて気づかされた1日であった。
ラ・フェスタ・ミッレミリア
東京の原宿を出発し、福島や宮城、山形、栃木、茨城と回り、最後に千葉の佐原や成田を経由するコースだそうだ。 何年か前にもベイタウンに来たことがあったが、その時は通過しただけであった。
今回はゴール地点であり、到着した車がずらりと並ぶと聞いていたが、まさに期待通りの壮観なイベントであった。
他にもメルセデスやポルシェは勿論、アルファロメオ、アストンマーチン、ベントレー、ジャガーなど、往年の名車がずらり。 日本からはトヨタ2000GTとトヨタスポーツ800が走っていた。
心地よい排気音を響かせながら、地を這うような低い車高で走る姿は、まさに芸術である。 運転席には丸いアナログメーターが並び、戦闘機のコックピットのようでもある。 今のデジタルで凝り固まった車は、運転や扱いは簡単で、自分でボンネットを開けることも無くなったが、反面メカを扱う楽しさを失ってしまったということだろう。
幕張ベイタウンはヨーロッパのような整然とした街並みとよく言われる。 この街にベストマッチと思われる今回のイベントは、是非とも来年も続けてもらいたいと願うばかりである。