手帳の10月18日欄に「500円記念硬貨!」とメモしてあった。 いつ頃メモしたか覚えてないが、東京五輪の「風神・雷神図屏風」の500円硬貨の交換開始と思い込んでいた。
学校でも習った、あの俵屋宗達の描いた国宝の屏風絵。 オリンピックが「風神」、パラリンピックが「雷神」なので、ペアで揃える必要がある。 人気が出そうなので、初日にゲットしようと銀行に足を向けたのである。
窓口の女性に不思議な顔をされる
銀行の窓口の若い女性に
「東京オリンピックの500円硬貨に交換してください!」と申し入れる。
「ハァ ????」 「今日は天皇即位記念の500円硬貨ですが・・・」
「エッ! 何それ? 風神雷神の500円玉じゃないの?」
「オリンピックのは、いつから交換できるんですか?」
「お待ちください・・・」と調べてくれた結果
「まだ決まっていないようです」
「じゃぁ それで良いから2枚交換で」
という訳で、とんだ勘違い。 赤恥をかきつつ、予定外の記念硬貨に交換してきた。
天皇陛下御即位記念500円硬貨
天皇即位記念の500円硬貨は、バイカラー・クラッド貨幣といって、異なる材質の金属を使用した貨幣だそうである。 財務省のHPにある図柄をみると、中心部はシルバーだが周囲は薄い黄色である。
しかし実際には良く見ないと色の違いはわからない。 使い込むと色が変わるのだろうか?
表面 高御座
表面の図柄は「高御座(たかみくら)」。 天皇の玉座で、京都御所の紫宸殿に置かれているそうである。
拡大すると、細かな彫り物が施されていることがわかる。 しかし新品のはずだが、結構傷がついていることも良くわかる。
この「高御座」を中心とする内側の円内と、外周から内側の円までの間の色が微妙に違うことがわかる。
裏面 菊花紋章と梓とハマナス
裏面は「菊花紋章と梓とハマナス」だそうである。
菊の紋章はわかるが、周りを囲む葉は、左が「梓」で右が「ハマナス」なのだろう。 何か意味があるのだろうか?
天皇即位を記念して1万円金貨が発行されることは知っていた。 しかし価格が14万と高すぎるので即座に諦めた。
したがって500円硬貨も興味はなかったが、おめでたいことなので交換しておいた。
ちなみに風神・雷神のオリンピック記念硬貨は、2020年の7月頃から交換が始まるようである。 いったい何を見て手帳に書きこんだのか?