新年早々に前立腺がんのお年玉をもらい、いくつかの検査を受け、その結果によって対処方法が決まるという。 要するに癌の進行状況、つまり他に転移しているか否かで、治療方法が決まるそうだ。
1月に2つの検査を受け、本日その検査結果を聞きに病院に行ってきた。 その結果は・・・
転移の有無を検査する
前立腺がんは、リンパや骨に転移することが多いそうだ。 転移が見つかると、手術では癌細胞を取り切れないので、抗がん剤のようなホルモン療法になってしまうという。
そこで転移の有無を調べる検査を、1月中に受けてきた。
CT検査 リンパへの転移有無を調べる
まず最初に受けた検査は、普通のCTスキャンでリンパへの転移を調べるもので、痛くもかゆくもない楽な検査である。
核医学検査 骨への転移を調べる
もう一つの検査は骨への転移を調べるため、放射線科で「核医学検査」という、なんとも恐ろしい名のついた検査を受けてきた。
放射性医薬品を注射して、医薬品が目的の臓器に集ったところを体外から撮影するという。
朝10時に病院に行き注射を打ち、14時から撮影開始。 仰向け状態で動いてはいけないと、がんじがらめに体を固定される。 音も何もせずに検査は進み、どうも夢の世界へと落ち込んでいたようで、「終了です」と声を掛けられたときは、1時間弱が経過していた。
自分の全身骨格を見せられた
今日2つの検査結果を聞きに行ってきた。 CTスキャンによって、全身を輪切りにした画像。 過去に何度かCTスキャンは受けているので、さほど驚くような画像ではない。
もう一方の「核医学検査」で撮影した画像を見て、思わず噴き出しそうになった。
何と頭の先からつま先までの、自分の骸骨写真。 見た瞬間の第1印象が、小学生の理科室にあった全身の骨格標本である。 これはもう笑わずにはいられない。
死んで荼毘に付されても、こんなに綺麗にお骨は残らない。 貴重なものを見せてもらった。
そして検査の結果は・・・
検査の結果は、いずれも白。 つまり「転移はない」ということであった。
「万歳~ぃ!!」と喜んで良いのか否か判らないが、とりあえずホッと一息。
さて次はどうする ・・・
転移がないと治療法の選択肢は広がるという。 手術? 放射線治療? ホルモン療法?
できれば手術は避けたいので、放射線療法を・・・ と思っていたが、数十回の照射が必要で、毎日通わなければいけないようである。 それもホルモン療法との併用になるようだ。
手術の場合、最近はロボットを使って全摘手術が主流だそうで、このほうが手っ取り早くて良さそうである。 しかし尿漏れの後遺症が残るという。 もちろんお漏らしなどしたくない。
いろいろ医者から話を聞いたが、この日の結論は「ここで1時間説明しても、どうするか決められないでしょう・・・」「ネットにいろいろ出ているので、良く調べて自分で良いと思う治療法を考えてください。」
「エ エッ~! 自分で決めろっちゅ~ことか?」 これから調べまくり、そして悩みまくって結論を出さなければいけない・・・
さてどうしよう???