我家のWiFiルーターの調子が悪くなってきた。 PCとルーター間のWiFiは接続されているが、上位のインターネット側を見失うらしく、ネットに接続できない現象が時たま発生する。 有線では問題ないし、ルーターをリセットすれば再度使えるので、原因はルーターにあるようだ。
使っているルーターやハブは古いので、買い替えのついでにIPv6に移行して、ネットワーク速度の向上を図ろうと目論んだ。
プロバイダーの対応状況
機器を購入する前に、利用しているプロバイダーがIPv6に対応しているか否かを調べてみた。
その結果 まだ対応していないことが判明。 対応予定の有無や対応時期を問い合わせてみたら、残念ながら「予定はない!」との回答であった。
IPv6への移行を諦め、 ネットワーク機器だけを更新しようと、有楽町の○○○カメラへ・・・
WiFiルーターとスイッチングハブを購入
購入したのはスイッチングハブ2台と、WiFi6対応のルーターを1台。
WiFiルーターは802.11axに対応し、アンテナは5GHzを4本、2.4GHzを2本を内蔵する、ちょっとハイスペックな機種。 回線速度は理論上4803Mbps+573Mbpsとあるが、我家のネット環境では100Mbps以上にはならないので関係ない。
細身でスマートな筐体で、 背面にはインターネットポートが1つと、LANポートが4つある。
スイッチングハブは5ポートと8ポートを各1台。 ギガビット対応(1000Base-T)でファンレス、ACアダプター内蔵モデルである。 しかし我が家はマンション住まい。 建物内のケーブルはカテゴリー5なので100Mbpsしか出ない。 大規模修繕時に、カテゴリー7以上のケーブルに敷きなおしてもらいたい・・・
WiFiルーターの引っ越し
まずWiFiルーターの移行である。 今回購入したルーターは、今までと同じBUFFALO製である。
セットアップガイドを見ると、「無線引っ越し機能」があるという。 今までのルーターは、10年近く前に購入したものでかなり古い。 引っ越し機能が備わっているか怪しいが、とにかく説明書の手順通り、2台のルーターを並べてAOSSボタンを押してみる。
前面のランプの動きを見ると、セットアップガイドの説明に沿って変化している。 「なかなか調子いいぞ!」と見ていると、僅か数分で完了した様子。 インターネットのケーブルを差し替え、PCを繋げてみると、一発で繋がった。
SSIDや暗号化キーなどWiFi設定内容がコピーされたことで、自分と妻のPC、スマホ、プリンターなどは、そのまま何もせずに繋がることが確認できた。
スイッチングハブの交換
ルーターの引っ越しを終えたら、次はハブの交換である。 まずはクローゼットの天井裏にあるハブの交換である。
クローゼット内にある点検口を開けると、中にハブが設置してある。 ここで住居内の5箇所にあるLANコネクターに分岐させている。
ブチブチとケーブルを外し、新しいハブにブチブチと差し込み、電源に接続。 少し綺麗にケーブル処理して、点検口の蓋を閉じて終了である。
同様にネットワークドライブ(NAS)を接続しているハブを交換して作業終了である。
もう少し綺麗にできないか?
設置を終えたWiFiルーターと、ネットワークドライブ(NAS)などの設置スペースである。
左が今回設置したWiFiルーターで、中央は500GBの古いNAS。 右側がRAID1構成( 2TB x 2基 )のNASである。 発砲スチロールの台を自作して2台のNASを置き、震動による唸りの発生を防いでいる。
2台のNASは有線LANで接続している。 そのためハブを使って接続しているが、ケーブル類がゴチャゴチャと実に見苦しい。
見苦しい部分は見ないようにして、取敢えず作業は終了である。
WiFiを使っての回線速度を測定(Googleのスピードテスト)すると、ダウンロードが57.9Mbps、アップロードが43.9Mbpsと出た。 体感的には少し早くなったような気もするが、それよりもインフラとして安定的に繋がってくれることを期待して、しばらく使てみることにしよう。