防災グッズ強化 RAVPowerソーラー発電でプチ電力自給

ソーラー充電器

今年は自宅マンションの管理組合役員となり、その中でも「防災担当」となった。 そのため先日は、千葉市消防局で「防火管理者」講習を受講して資格まで取得した。 そこで9月1日の防災の日が近づく中、我が家の防災対策を見直してみた。

水や食料品などは適度に買い置きを行っているが、懸案だった「簡易トイレ」を購入するついでに、スマホなどへの充電用に「ソーラーチャージャー(充電器)」も購入した。

この「ソーラーチャージャー」の実力は如何に? 試しに充電してみた結果のレポートと、購入した簡易トイレを紹介する。

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85%という高確率で大地震がやってくる?

「今後30年以内に震度6弱以上の地震が発生する確率」を、2018年に政府が発表した。

それによると、私が住む千葉市は85%という高確率で、有難くもない全国1位の栄冠に輝いた。 2位は横浜の82%、3位は水戸市の81%である。

万一大地震が発生した場合、ほぼ同時に停電も発生し、その復旧までには数日を要する。 この間に家族の安否確認だけでなく、様々な情報を得るためにスマホやタブレットの存在は重要で、いまやスマホは防災グッズともいえるだろう。

しかしバッテリーが空では、文鎮程度にしか役立たない。 混乱する身の回りで、充電できる場所は奪い合いになるだろう。 そこで「プチ電力自給」の備えをすることにした。

RAVPower ソーラーチャージャー24W 3ポート(RP-PC005)

購入した製品は米国の「RAVPower」という会社の「 ソーラーチャージャー24W 3ポート」の充電器。 製品上には「Made in China」とあるが、こればやむを得ないだろう。 Amazonでも高評価を得ているようである。

RAVPower ソーラーチャージャー24W3ポート仕様

  • 型  番 : RP-PC0005
  • 出  力 : USB 3ポート 各最大5V/2.4A 合計DC 5V/4.8A
  • パワー  : 24W
  • サイズ-1 : 30cm(h) x 16.5cm(w) x 2.5cm(d) *収納時
  • サイズ-2 : 30cm(h) x 86cm(w) *広げた時
  • 重  量 : 754g

電気のことは良く解からないし、さらに太陽光転換効率は21.5%~23.5%ともあるが、これって凄いの? 普通なの?

外観と同梱品を見てみよう

思っていたよりコンパクトで、しっかりとした箱に入ってやってきた。

ソーラー充電器

本体以外の同梱品は、6か国語で書かれた簡単な取説、カラビナ4個、そしてMicro USB Type-Bが2本である。 できればType-Cにしてもらいたかった。

本体はA4用紙より幅が小さく、思っていたよりコンパクトで、重さもズッシリ感はない。

ソーラー充電器

本体には4枚の太陽光パネルと、USBなどを収納するポケット部が折りたたまれている。 本体を広げ、最初に太陽光パネルにひびとか傷がないことを確かめてみる。

ソーラー充電器

ポケット部には3本のUSB I/Fが収納されている。 3台同時に充電できる実力があれば嬉しい・・・

ソーラー充電器

早速充電してみた

早速充電にトライしてみた。 モバイルバッテリーと、iPADの2台同時への充電である。

ソーラー充電器

高曇りの天候で、すでに15時を回った時刻である。 日陰となったベランダに置いてみると、iPADとモバイルバッテリーの両方ともに、充電状態を示すランプは点灯した。 ただ発電量は少ないと思ったので、30分ほどでこの日の充電は中止。 多少の曇りでも発電するようである。

3時間の充電でiPADは70%に

翌日、雲一つない快晴の炎天下、今度はiPAD1台だけで充電の実力を測ってみた。

充電開始時のiPADの電池残量は2%。 ここから約3時間かかって70%まで充電できた。 他との比較がないので、これが早いのか否かは判らないが、今度普通のコンセントで充電した時の時間を測ってみよう。

しかしスマホ程度なら、恐らく2時間前後でフル充電できるような気もする。 スマホの充電が終われば、モバイルバッテリーを繋げて充電しておけば、更に安心感は広がることだろう。

ただし大災害発生時に、都合よく天気が晴れてくれるかどうか・・・ こればかりは神頼みである。

驚異の防臭袋 BOS非常用簡易トイレ

我が家はマンション住まいなので、大地震により排水管に損傷を受けた場合、トイレは勿論、下水には何も流せなくなる。 東日本大震災時、新浦安のマンションでは下水が復旧するのに1か月近く要し、トイレは深刻な問題になっていた。

このような事態を避けるため、今回の防災対策の見直しで真っ先に考えたのは非常用トイレである。 人間は飲まず食わずでも、3日間は生き延びられるという。 しかし排尿という生理的欲求を抑えることはできない。

防臭を重視して100回分を確保

大災害発生時のニュースなどを見ると、避難所に設置されるトイレの前に長い行列ができている。 この行列に並ばずに自宅で済ますことができるよう、100回分という多めの数を購入した。

使用後は可燃ごみとして処分できるそうだが、ゴミ収集が再開されるまでは、自宅保管である。 となると、最も考慮すべきは臭い対策である。

そこでネットの情報で防臭に評価の高かった「BOS非常用簡易トイレ」を購入した。 100回分であるが、思ったよりコンパクトだったので、保管収納にはさほど困らない。

簡易トイレ

汚物袋を防臭袋で包み込んで、ほぼ完全に臭いをシャットアウトできるそうだ。 さらに便座にもう一枚の汚物袋をかぶせて使うので、用を足す汚物袋が便器の水に浸かることもないという。

簡易トイレ 簡易トイレ

残念ながら実際に使用していないので、凝固するまでの時間や臭気の漏れ具合などを評価することはできない。

ネット上のコメントを見ると、毎回1袋を使用するとすぐに無くなってしまうので、別途凝固剤を購入して数回使用できるようにしたと書かれていた。 また使用後に袋を結ぶ時、中身がこぼれそうになるので、最初に結束バンドを使うと良いというアイデアもあった。

これらのコメントを参考に、もう少し工夫が必要なようだが、これでトイレの不安は多少なり解消したものと思われる。

まとめ

ソーラーチャージャーは、防災だけでなくキャンプやBBQなどのアウトドアでも役に立つ。

また土日などの休みの日、スマホへの充電は太陽光で行い、ささやかながら脱化石燃料・脱原子力のオフグリッド生活への第一歩とするのも、洒落た生活様式かもしれない。

地震や台風、洪水など、最近の自然は狂暴と思えるほど恐ろしい顔を見せる。 しかし小さいながら、自然の恵みを生かす太陽光発電を生活の中に取り込めば、自然の優しさ・偉大さの一端に触れることができる。 お勧めの一品である。

 

いずれにしても防災に関しては、事前の準備・対策を講じておかないと、いざという時に途方に暮れてしまう。 是非 皆様も見直しを!

 


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