前立腺がん闘病記(1) ついに医者から癌を宣告された

入院

今から10年ほど前になるか? 男は年を取ると前立腺肥大や癌が増えるというので、PSA検査を受けた。 その結果は要精密検査。

その時はセーフだったが、その後じわじわとPSA値は上がり続け、昨年ついに”30”の大台を突破、年末に5回目となる生検を受けた。 そして年明けに、その検査結果を医者から知らされた。 「癌です・・・」

おぉ ついに来たか! とんでもないお年玉をもらってしまった。 しかし こんなもので死ぬわけにはいかない。 これからの治療などを含めた闘病記を記録しておこう。

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PSA検査とは

PSA検査とは、前立腺がんを早期発見する有用な検査だそうで、PSAの基準値は0~4ng/mLだそうだ。

初めて検査した時から”4″をオーバーしていたが、この数値が何を意味しているのか知らなかったので無視していた。 翌年再度検査を受けた時に癌のマーカーだと聞き、真面目に泌尿器科を受診すると「生検」を勧められた。

二度とやりたくない「生検」 しかし・・・

「生検」とは体内の細胞を採取し、その細胞を検査して診断を行う方法で、私が通う病院では2泊3日の検査入院であった。

担当する医者や周りの看護婦さんは若い女性ばかり。 手術台で素っ裸にされ、腰をかがめて腰椎から半身麻酔が打たれる。

腰椎麻酔

そして麻酔が効いているのか否か判らないうちに、女性が出産時のように両足を広げ、高く固定されてしまった。

前立腺検査

なんちゅう恰好させるんや! どうせなら全身麻酔で、意識の無い状態でやってくれ!! こうなったら開き直って、俎板の上のコイになるしかない。

おチ〇チ〇と肛門の間の会陰部に、ブスブスと針を突き刺して細胞を採る。 しかし麻酔のお陰で痛くはない。 ただ針を刺すとき、「バチッ!」とゴム鉄砲を撃つような音が聞こえてくるだけだった。

初めて生検を受けた時に「2度とやりたくない」と思った。 まぁ「もう一度やりたい」と思う奴はいないだろう。

しかし・・・ 悲劇的にも5回も受けることになってしまったのである。

ついに五回目の生検を受けることに

初めての生検では問題なかったが、その後じわじわとPSA値は上がり続け、MRI検査や生検も何度か受けたが異常は見つからず、医者が頭を抱える状態が続いていた。

しかし昨年PSA値がついに”30″という大台を超えてしまい、MRI検査を受けると影が見つかった。 当然の流れとして、昨年末に5回目の生検を受ける羽目に陥ってしまった。

点滴

検査では15針も撃ち込まれ、おかげで私の前立腺はズタボロ状態になったことだろう。

もっとも入院した日の午後に検査を受け、翌日はゴロゴロとベッドに寝転がっているだけなので、検査が終わってしまえば気楽なものである。

ただ入院・検査当日は朝から1日絶食、そして点滴とカテーテルをおチ〇チ〇に突っ込まれた状態はしんどかった。

冷たい宣告がなされた

正月明けの1月6日。 病院へ検査結果を聞きに行くと、「15本の針の中から、4本に癌が見つかりました・・・」との説明が。

前立腺がん

 

「ホゥ ついに白黒決着が付いたか!」 もっと落ち込むかと思ったが、どうもピンとこない。 そりゃそうだ。 コロナはおろか、風邪すら引かない病気知らずの健康体。 癌と言われても・・・

こんな癌で簡単に死ぬわけにはいかない。 あと10年生きれば82歳。 何とか10年は元気に遊び暮らさないといけない。 その後はどうでも良い。 82歳まで生きれば充分だろう。

治療方法は転移の有無で決まる

医者の説明によると、前立腺がんは進行が遅いといわれるが、リンパや骨に転移しやすいという。 この転移の有無により治療方法が決まるとのことで、次は転移の有無を調べる検査を受けることになった。

次回はこの検査結果の報告になるだろう。

 


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