旅行日 : 2018年8月17日~19日
毎年恒例の、親子3代 家族揃っての夏山合宿は今年で5回目。 今年は新潟の石打にあるリゾートマンションを2部屋を借り、親戚の女の子(小6)を含めて、越後湯沢近辺の山を歩き回ることにした。
苗場山、巻機山、越後三山など名峰は多々あるが、孫の最年少はまだ5歳。 1日中歩いていても飽きると思うので、簡単なトレッキングコースと小さな山を一つだけ歩く、1泊2日の夏山合宿のスタートである。
トンネルを抜けると雨だった!
2人の息子が小さな時から山に行っていたが、雨に降られることが多かった。 そして次世代の孫達を連れての過去4回の山合宿も、毎回雨の洗礼を受けている。
しかし今年は様子が違った。 我が家を出発する時点から空は晴れあがり、関越自動車道からは秩父の山並み、浅間山、榛名山、赤城山と一点の曇りもなく良く見える。 「今年は天気が良さそうだ!」と、期待に胸は膨らむ一方であった。
しかし谷川など上越国境の山が近づくと
「稜線の雲が怪しいな・・・」と思いつつ関越トンネルに突入!
そしてトンネルを抜けると
「ドシャー!」と激しい雨 なんじゃ~ぁ コリャ!
雲の切れ目から青空がのぞいているが、「今年もやはり駄目だった!」ということで、我が家の山の伝統は守られたのである(泣)
合宿1日目 湯沢高原・アルプの里へ
湯沢高原ロープウェイの改札前に全員集合。 天候は陽が差したり雨が降ったりと安定せず、また半袖では寒いくらいであった。
ここから少し移動して「湯沢トレッキングⅠ」のコースを歩く予定だったが、どうも天候が安定しないので方針転換。 ロープウェイでアルプの里に上がり、1時間で回れるというミニトレッキングのコースへ行くこととした。
ミニトレッキングコースに出発
ロープウェイで上がると雨が降っており、雨具を着ているうちに止んでしまった。
大きなイモムシを発見
途中で大きなイモムシを発見。 下から2番目の女の子が棒で突くが、男の子たちは遠巻きに見るだけ。 そして「可哀そうだからやめなよ! きれいなチョウチョになるんだよ!」だって。 最近の男の子は軟弱というか何というか・・・
ジジ・ババによる自然教室
コースの途中で見かける花などを教える。 真面目に聞いているようだが、どこまで判っているのか? まぁ1つぐらい覚えてくれればそれで良い。
ランチタイム
途中ブナ林を抜けて高山植物園からゴロネの原という、遊具のある広場に降りてきた。 ここで昼食とする。
我が家の山の定番は「サッポロ一番 塩ラーメン」。 山で作って食べるものは何でもおいしい。
昼食の間にも雨が降り出してきた。 急いで食べ終え、ロープウェイで下山することにした。
足湯を楽しむ
ロープウェイ乗り場に戻る頃には青空に戻った。 乗り場の横にある足湯で、湯沢の街を見下ろしながら仲良く並んで足湯を楽しむ。
ロープウェイを待つ間に、山の下の方に虹が現れた。 虹を見下ろすという経験は珍しいが、残念ながらロープウェイに並んでいたので、虹全体の写真は撮れなかった。
ロープウェイから虹が見えれば!と期待したが、発車した時には消えてしまった。
合宿2日目 湯沢トレッキングⅠ
2日目の朝は、前日と異なり青空が広がった。 当初の計画では湯沢の東側にある岩原スキー場から、飯士山に登る予定であった。 しかし登山道へのアプローチが、日陰の無いゲレンデなので登る気が失せた。 そこで初日に予定していた、清津川沿いの「湯沢トレッキングⅠ」というコースに行くことにした。
「湯沢トレッキングⅠ」コース入口
「湯沢トレッキングⅠ」入口の無料駐車場。 駐車場にはよしず張りのトイレが設置されている。(この先コース途中にトイレは無い)
トイレを済ませ、準備を整えて出発である。
「大峰の原水」で喉を潤す
平坦な道の続く杉木立の中を30分ほど歩くと、「大峰の原水」と呼ばれる水場に到着。
山腹を流れ落ちる沢の横には、水場が整備されている。 一汗かいたところで、冷たい水で喉を潤す。
清津川の猿飛岩
「大峰の原水」を過ぎると道は少し険しくなるが、左手に透明感溢れる清津川の流れを眺めながら歩くことが出来る。
やがて川幅は狭まり、せり出した両岸からの巨岩を猿が飛んで渡ったという「猿飛岩」である。 エメラルドグリーンの水流は、豪雪地帯である南魚沼の雪解け水の恩恵なのであろう。
増水した沢を渡る
途中で2本の沢を横切る。 前日の雨のせいか沢は増水し、渡るための足を置く石は、水流から僅かに頭を出しているだけであった。
一番小さな子は、抱きかかえてエイヤッ!と渡る。
フィトンチッド広場で昼食
川から離れると、少し開けた平坦な場所に出た。 「フィトンチッド広場」である。 ブナの木漏れ日が差す気持ち良い場所なので、ここで昼食とすることにした。
昼食の後はゴロ寝。 気持ちよさそうである。
今年の合宿も無事終了!
フィトンチッド広場で昼食後、駐車場に引き返して今年の山の合宿は無事終了した。
駐車場で現地解散。 孫たちは「楽しかったよぉ~!」といって帰っていった。 途中で日帰り温泉に寄ったり、越後湯沢の駅で現美新幹線を見たりして帰ったようだ。
一番上の孫は小学5年生。 「あと何年一緒に山に行けるだろうか?」と思うが、まだ数年は揃って山登りが楽しめそうである。 しかし自分の体力・脚力を保持しておく必要がある。 がんばろう!!
私たち夫婦は群馬県側の法師温泉にもう一泊し、もう少し山を楽しんで帰ることにした。
法師温泉と三国山の記録はこちら。↓ ↓ ↓