終活というか断捨離の一環で、息子が結婚前に収集し、そのまま家に置いていった酒を処分することにした。 保管していた段ボールを開けると、色々な酒が出てきた。 10年以上段ボールに保管していたせいか、ラベルなども綺麗で、中身も蒸発せず保存状態は良いようだ。 それも綺麗なボトルに入った、外国産の酒が中心である。
酒は嫌いではない。 むしろ好きな方なので、自分で飲んでしまえば良いのだが、珍しそうな酒が多い。 「もしかしたら・・・」と、高値期待で買取業者に連絡してみた。
買取業者とのコンタクト
ネットで評判の良さそうなお酒専門の買取業者を探し、早速電話してみた。 外国産のビールやリキュール、ジンやラム酒 、 日本の焼酎・泡盛などを売却したいと希望を述べ、業者側の担当者からいくつか質問を受ける。
その質問の中には「未開封か?」というのも当然あるが、「いつ頃のものか?」との質問に対し、「10年以上前」と返事をした。 その結果・・・
「ビールやリキュールは、古すぎて買取できません・・・」 そりゃそうだ。 10年以上前のビールなんて、自分でも絶対に飲まない。 しかし焼酎などアルコール度数の高いものは買い取りができるので、査定に来てくれるという。 いわゆる出張買取である。
売却できたお酒
焼酎や泡盛、ジン、ウォッカなど、アルコール度数の高いものは買い取りができるという。 しかしその買い取り価格たるや、惨めなものであった。
下の写真にある小さな2本の瓶は、リキュールで買取対象外であるが、他はジンやテキーラ、ポーランド産のウォッカなど。
買取可能なお酒は12本で、僅か2300円・・・ 寂しい限りであるがやむを得ない。 これで暑い夏を乗り切るための酒でも買おう!
ミニチュアボトルの査定額は??
前方に並ぶミニチュアボトル。 名前は知らないが綺麗なラベルが貼られている。 ラベルをみると” ä “の文字が使われているので、ドイツとか北欧系の酒のようである。 しかし残念ながら、査定額は1本10円。
ミニチュアボトルなら自宅に飾っておいても良いし、メルカリかどこかで売った方が高く売れそうだと思い、売却はしなかった。
残念なお酒たち・・・
ビールは古くなると澱(おり)が溜まり不味くなるといわれるので、まぁビールは仕方ない。 知っているビールはCorona Extraぐらいだった。
ラベルをきれいに剥がして集めたら面白そうである。 左は”禁断の果実”と名のついたベルギー産。 名前がすごいが、どんな味なのか? 調べると現在も1本770円くらいで売っている。 今度買って飲んでみよう。
その隣から米国、スウェーデン、ベルギーのビールである。
リキュール類は糖分を含むので、長期間保存すると傷んでしまうそうである。 ボトルやラベルは趣向を凝らしているが、値が付かないとは残念である。
フランスのリキュールのようである。 しかし甘い酒は好きではないので、廃棄するしかないだろう。
リキュールの小瓶。 クランベリーとかマンゴー、コーヒー、ヨーグルトのリキュールなど、並べておけば良い飾りになりそうである。
とくにこの2本はラベルが面白い。 パッションフルーツとココナッツの、フランス産リキュールだそうだ。
査定が終わり担当者にいろいろ話を聞くと、日本酒は1年以内に売らないと駄目だそうだ。 また自分が持っていた20年物の紹興酒の買取価格を聞いたら、紹興酒もあまり値はつかないそうである。 自分の腹で消化することにしよう。
売れ残ったお酒たちの運命は??
多くの酒が手元に残ってしまった。 「さてどうしよう・・・」と考えたが、処分するより他にない。 ミニチュアボトルを除いて、残念ながらドボドボと台所の流し台に吸い込まれていった。 そして空瓶も綺麗に洗って資源ごみへ・・・
今回の処分で痛感したことは、「やはりお酒は飲むもの」ということである。 普段はビールや焼酎を飲むが、息子たちから貰ったウィスキーやワインが手つかずである。 また中山道など街道歩きで、自分用のお土産に買ってきた各地の地酒が何本もある。
このままではまずい! どんどん飲んで在庫を減らさなければいけない。 そして新たに買ったら、すぐに飲んでしまうことである。 もう「今日は休肝日!」など言ってられない!