入院生活9日目。
今日の検査で、明日の退院が決定する。
もっとも結果が悪くても退院だそうだ。
まぁ 病院側として、次の患者を受け入れる必要がある。
患者を入院・手術のベルトコンベアーに乗せ、トコロテンのように押し出していく。
造影検査を受ける
尿道カテーテルを外すか否かを決める検査を受けた。
まずはカテーテルから太い注射のような機器で、造影剤を膀胱に逆流させて流し込む。
そして膀胱と尿道の縫合部の様子を、レントゲンのような映像で調べていく。
仰向けや、右に左にと横になり、最後は立った状態で撮影。
映像を医者が確認しながら、ときたま画像に残す指示を出している。
結果はすぐに出た
画像を見ながら、医者が一言。
「うん いいんじゃない?」
「いいな これで。 カテーテル抜きましょう」
「明日 退院できます」
ということで、退院決定。 ばんざぁ~ぃ!
新たな戦いが始まった
病室へ戻る時は、自前のパンツに尿漏れパッドを生まれて初めて装着。
手術後はT字帯、要するにフンドシで過ごしていたが、これは心もとない。
やはりパンツでビシッとあそこを押さえつけるほうが、安心感が生まれる。
人間に戻った・・・
しかし 椅子やベッドから立ち上がると、タラリと漏れる感覚がある。
「これか! 尿漏れは・・・」
「よっしゃ、三カ月以内に治してやるぞ!」
さっそく骨盤底筋なるものを鍛える、尿漏れ改善運動を始める。
お尻の穴をキュッ!と締め、オシッコを途中で止める感じで行う。
しかし キュッ!とやるとお腹にも力が入り、傷口からじんわりと体液が出てきた。
まぁ 今日は初日。
これからの日々の努力が、功を奏すだろう。
頑張ろう!