千葉成田山新勝寺 満開の桜と絶品うな重で舌鼓

桜

旅行日:2022年4月1日

前日夜からの冷たい雨は、朝9時頃にあがった。 相変わらずの曇り空で、空気は冷たい。 しかし天気予報によると、午後には陽が差すようなので、千葉の成田山新勝寺に行くことにした。

なぜ成田なのか? 今年はコロナの関係で初詣に行っていない。 その初詣と、3月末に迎えた誕生日のお祝いを兼ね、何か美味しいものを食べに行こうと妻と話していた。 そして桜の満開時期でもあるので、新勝寺の桜を見て、その後うなぎを・・・ ということになったのである。

【 スポンサーリンク 】

電車道(成宗電気軌道跡)の桜並木

京成成田の駅から、成宗電気軌道跡に向かう。 築堤が築かれ、その上を電車が走っていたが、現在は「電車道」と呼ばれ、桜並木にもなっている。

成田電車道 成田電車道

桜並木の向こうに、第2トンネルが見えている。 トンネル内部はレンガ積みで、往時の姿を留めている。

成田電車道

新勝寺側のトンネル出口。 右に見える階段を上り、参道に向かう。

成田電車道

この成宗電気軌道跡の詳細に関しては、下記を参照願います。

成宗電気軌道跡 成田の廃線跡を歩く
2017年2月24日 成田山新勝寺での「大人の修行体験」参加の為、成田を訪れた。 朝8時頃に京成成田駅に着き、集合まで時間の余裕があったので、「成宗電気鉄道跡」を歩いて新勝寺へ向かった。 天気予報では雨だったが、幸運にも雨はあがってい...

新勝寺参道風景

成宗電気軌道跡から新勝寺の表参道へ出る。 表参道には情緒あふれる建物が並び、今でも江戸時代の面影を色濃く残している。 しかし残念なことに、いくつかの由緒ありげな建物は解体され、新たなビルが建築中であった。

成田山参道

店頭でうなぎを捌いて人気のある「川豊」。 いつも混んでいるが、今日はここでは食べない。

成田山参道

成田山新勝寺

2017年に写経で訪れて以来の成田山訪問である。 前回は写経だけではなく、座禅を組んで般若心経を唱えるなどの修行体験で、「自分は僧侶には向いていない・・・」と、改めて自覚したツアーであった。

成田山新勝寺 1日修行体験で写経と般若心経
2017年2月24日 成田山新勝寺。 正月の混雑を避け、周回遅れの初詣などで何度か訪れたことはある。 そして今回は、何をトチ狂ったか、「1日修行体験」への参加である。 今までの人生での罪を贖い、煩悩から脱却した穏やかな老後を過ご...

そのため今回は、遅ればせながらの初詣と、のんびり観光だけのお気楽参拝である。

成田山総門

お寺には総門、山門、三門などと呼ばれる門があるが、その違いがよく判らない。 調べると、お寺の最も外側にある門を「総門」と呼ぶらしい。

成田山総門

仁王門

総門から中に入ると、正面に仁王門が立つ。 門の左右に仁王(金剛力士像)を安置し、寺に悪いものが入り込まないように護っている。 裏側には広目天と多聞天を安置している。

仁王門

門の中央には大きな赤い提灯が吊るされ、「魚がし」と書かれている。 築地魚河岸から寄進されたそうである。

仁王門

額 堂

信徒から奉納された絵馬や額が外壁に所狭しと飾られている。

歌舞伎の初代市川團十郎は、屋号を「成田屋」と称し、市川家代々は成田山を崇敬したという。 そして七代目市川團十郎が第一額堂を寄進したが、昭和40年(1965)に焼失。 現在の額堂は第二額堂だそうである。

新勝寺額堂

光明堂

1701年に建立された旧本堂で、大日如来、不動明王、愛染明王が安置されている。 愛染明王のお陰で、恋愛成就の縁結びとして人気があるという。

下の写真にある額は、いづれも築地魚河岸からの奉納で、中央の剣を持つ額は、魚河岸が日本橋にあった頃に奉納されたものだそうだ。

光明堂

成田山の庭

新勝寺大本堂から裏手に続く庭を歩いてみた。 広大な敷地を持っているそうで、今は桜の季節だが、秋には紅葉が綺麗だそうだ。

桜

成田山 成田山

庭を巡って本堂に戻ると、ちょうど護摩祈祷が始まった。 せっかくなので参列し、心願成就を祈ってきた。

駿河屋でランチビールと”特上うな重”の贅沢三昧

護摩祈祷を終え、総門横にある老舗の「駿河屋」へ。 昼食時などは整理券が出されるが、今回は平日の13時半頃だったせいか、まったく待たずにすんなりと2階へ通された。

美味しい料理を食べる際、アルコールがないのは寂しい。 そのために車でなく、電車で来たのだが、まだ昼間なので軽くビールで我慢する。

駿河屋

頼んだのは肝吸い付きの”特上うな重”。 20分ほど待って運ばれてきた”うな重”。 期待に胸を膨らませてソロソロと蓋を開ける。 「オーマイガッ!」「ばんざ~い!」 思わず叫びたくなるような「うなぎ大盛り状態」である。

駿河屋

思わずヨダレが・・・ いただきます!!

駿河屋

秘伝といわれるタレをまとい、表面はしっかり焼き目、中はふんわりと焼きあがった肉厚絶品うなぎ。 料理だけでなく、接客も店内の雰囲気も良く、さすが”うなぎ激戦区”の中の1番店といわれるだけのものであった。

駅前のからくり時計

お腹もいっぱいになり、満足感に浸りながら帰途に就く。 JRの駅前に来た時、からくり時計が動き出した。 最初は祭囃子が動き、次に歌舞伎の人形がせりあがってきた。

からくり時計

目的であるうなぎを腹いっぱい食べ、大満足で帰途についた。 今回注文した「特上うな重」は、5280円と、ちょっとお高い。 しかしコロナで外食も減り、しばらく散財することも無かったので、少々贅沢ではあるが御馳走さまでした。


タイトルとURLをコピーしました