週に一度のバドミントンの練習に出かけた。 体育館のある公園の一角に、「ピンクの彼岸花?」と思うような花が咲いていた。 彼岸花にしては時期はまだ早い。 花を見ると「カンゾウ」のような形をしている。 しかし葉はなく、土からにょっきりと茎だけが伸びた形をみると、彼岸花と同じである。
自宅に帰って調べると、「ナツズイセン(夏水仙)」という、彼岸花の仲間であることが判った。
英名では「マジックリリー」
夏水仙は、別名「ハダカユリ」と呼ばれてるそうだ。 これは開花時に葉っぱがないことに由来するとのこと。
早春に水仙の葉に似た形の葉が出るが、夏前には葉は枯れてしまい、その後真夏になると、球根から茎が伸びてきて花を咲かせるそうだ。 英名では「マジックリリー」と呼ぶそうだが、この花の性質から来たものだろう。
世界一不味いと云われる「リコリス」
この夏水仙は、彼岸花と同じ仲間で、「リコリス属」に属しているそうだ。
この「リコリス」という名を見て、ピンと来るものがあった。 あの「世界一不味いお菓子」と評されているリコリス菓子「サルミアッキ」である。 このお菓子の原料が、この彼岸花や夏水仙かと思って調べたら、原材料はスペインカンゾウというものだそうで、まったく関係はないようだった。
彼岸花にはいろいろな迷信があるが、私の場合は「彼岸花の下には死体が埋まっていて、血を吸って赤く咲く」というものであった。 したがって、土から茎だけがにょっきりと出た花を見ると、いつもこの話を思い出す。
来週の練習時には、もう花は終えているだろう。 今日も一つ勉強になりました・・・