26宿 芦田宿

信州・茂田井

旅行日:2016年5月12日

間の宿・茂田井を出ると芦田宿は近い。 江戸から26番目の宿場だが、本陣1軒、脇本陣2軒、旅籠6軒という小さな宿場であった。 笠取峠の東側入口であり、生糸の産地でもあったとのこと。 中山道も小田井や岩村田を過ぎたあたりから、少しずつ宿場風景を増してきた。 小さな宿場だった芦田宿は、どのような佇まいで迎えてくれるのだろうか?

日 付 区 間 里程表 実距離 万歩計 ルート
2016年
5月12日
岩村田宿~塩名田宿 1里11町 5.1Km 5.5KM 29,515歩 Map
塩名田宿~八幡宿 0里27町 2.9Km 2.7KM
八幡宿~望月宿 0里32町 3.5Km 4.0km
間の宿 茂田井
八幡宿~芦田宿 1里8町 4.8Km 4.9km
合 計 4里6町 16.3Km 17.1Km
日本橋からの累計
(累計日数 : 15日目)
46里9町 181.6Km 190.0Km 314,185歩

里程表 : 別冊歴史読本「図説 中山道歴史読本」より。
実距離 : 各区間のコース計画時、ルートラボを利用して計測した距離。

ルートラボルートを見る → “のんびり中山道”で検索)


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間の宿 茂田井の出口

県道148号から右に分岐して入った茂田井の集落は、街道風景を色濃く残していた。 この集落を過ぎると、やがて元の県道148号に合流する。 次の芦田宿入口までは、わずか1キロほどである。

【間の宿 茂田井出口】
県道148号との合流点が茂田井の出口である。 出口には標柱が立つ。

茂田井出口

出口にはローカル色豊かなバス停もある。

茂田井のバス停

芦田宿入口

茂田井の出口から県道148号を700mほど進んだ中居交差点が、芦田宿の江戸方入り口である。 しかし次の立科町役場入口交差点を過ぎないと、宿場に入ったという雰囲気は感じられなかった。

【芦田宿入口】
中居交差点脇には、芦田宿入口の標柱と常夜灯が立つ。

芦田宿入口

民家の軒先にも芦田宿の常夜灯が立っている。

芦田宿

【蛇石様】
立科町役場入口交差点を過ぎ、左手民家の庭先に説明版が立っていた。
「蛇石様」と呼ばれ、石の表面に蛇が通った跡の筋が残っているそうだ。

蛇石様

よく見ると、右上から斜めに筋がある。 これが蛇が通った跡だろうか?

蛇石様

【蛇石様とは】 (立科町教育委員会 案内板より抜粋)
江戸時代末期、蛇石神社に石を覆うような社があった。 蛇石様は夜泣きの神様として、米をおひねりにお参りすると、乳呑児の夜泣きが治るとされた。 現在は2メートル以上の大きな石のみが残され、石の真ん中に蛇が通った跡と思われる筋が残る。

【立科町役場】
街道から町役場方向を眺める。 立派な町役場である。

立科町役場
帰りのバスの時間が迫っていたため、この日はここで終了。 町役場前から佐久平へバスで帰途につく。 バスは茂田井や百沢集落のすぐ近くを通るが、車窓からは街道風景は全く見えない。 やはり車で走っては、旧街道の趣を感じることは難しいであろう。

————————– 以下2017年5月19日訪問時の記録を追記 ————————–


この冬の間、旧日光街道を日本橋から宇都宮まで歩いた。 しかし5月に入ると宇都宮はもう暑い。 日光街道は秋に再開することとして、5月の新緑が綺麗な中山道を再開することにした。 昨年の5月以来、実に1年ぶりの中山道である。

芦田宿から再開

新幹線の佐久平駅から立科町役場までバスで移動する。
このバスは途中の望月宿まで、地元高校生で大変混雑していた。

芦田宿

【 芦田宿の街並み 】

右の立派な門は、本陣を勤めた土屋家。 門の左には高札場があった。
上段の間は、当時の原型がほぼ完全に残されているそうだ。

芦田宿街並み

【 脇本陣・山浦家 】

脇本陣であった山浦家。
現在は藤屋商店で、そば粉やお蕎麦を売っているようだ。

脇本陣山浦家

【 酢屋茂 】

昔は酢を扱っていたようだが、現在は味噌・醤油の蔵元である。
朝の9時前だったので、まだ店は開いていなかった。

酢屋茂

【 旅籠つちや 】

文化元年(1804)創業の「旅籠つちや」。
現在も「金丸土屋旅館」として、現役営業中である。

金丸土屋旅館

看板は、江戸側は「土屋」、京側は「津ちや」となっている。

金丸土屋旅館

金丸土屋旅館を振り返る。 奥行きのある大きな家である。

金丸土屋旅館

【 立派な鬼瓦 】

途中に立派な鬼瓦を持つ家があった。
軒下が少し痛んでいるが、何とか維持してもらいたいものだ。

鬼瓦

【 正明寺 】

藁葺屋根を、赤いトタンで覆ったようだ。
藁葺のままだったら、さぞかし見応えあっただろう。

正明寺

【 双体道祖神 】

緩い坂を上ると、右に2基の双体道祖神が祀られる。

双体道祖神

【 芦田宿 京方出口 】

枡形の名残りと思われるカーブの所に、小さな公園がある。
公園の先で国道142号を渡ると、笠松峠の入口である。

芦田宿出口


久し振りの中山道は、街道沿いの田んぼに水が入り、ケロケロ鳴くカエルの声を聞きながら歩くことが出来た。 芦田宿は往時の面影を残す家も多く、この先和田宿に向けて、街道歩きの楽しみが広がる。


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