江戸幕府を開府した徳川家康は、江戸城築城と共に、各地を結ぶ街道整備を開始した。 江戸・日本橋を起点とした東海道・日光街道・奥州街道・中山道(中仙道)・甲州街道の五街道である。 またこれら主要街道に接続する、脇往還と呼ばれる支道も整備された。
これら街道沿いには宿場を設け、「本陣」「脇本陣」と呼ばれる、大名や役人などが宿泊する宿が置かれ、一般の旅人の為には旅籠を設け、更に一里塚を設けて旅人の目印とした。 要するに江戸時代のキロポストである。
明治維新により制度が変わり、これらは廃止された。 また車の普及に伴い、昔からの街道は、新たな国道やバイパスに付け替えられ、旧街道は主要道としての役目を終えた。 しかし今でも残る旧街道を歩くと、昔ながらの趣ある旧家や遺跡・遺構が残る場所も多い。
この様な旧街道を徒歩や自転車でめぐり、失われつつある日本の風景の美しさを再発見する旅を記録する。
街 道 名 | 区 間 | 日 付 | 備 考 |
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日光街道 | 日本橋~ 日光鉢石 |
2016/12/05 ~2018/3/19 |
徳川家康を祀る日光山に、歴代将軍や諸大名の社参の道として整備された。 |
中山道 | 日本橋~ 京都三条大橋 |
2014/09/15~ 進行中 | 多くの峠を越え京都まで続く中山道を、のんびりと楽しみながら歩く。 |
北国街道 (善光寺街道) |
信濃追分 ~ 高田 |
2014/05/14 ~ 05/16 |
信濃追分で中山道と分岐し、上田、長野を経由して新潟上越市の高田まで。 |