前立腺がん闘病記(7) なに~ぃ!手術前2週間は禁酒だと?

入院

がん研有明病院の初診で入院・手術日が決まってしまった。 入院は6月4日の日曜日。 そして翌日の5日が手術である。

自宅近くの病院でいろいろ検査した結果と紹介状を持って有明病院を訪れたが、あまりの急展開で驚く限りである。

そして再診のために2度目の有明病院を訪れた。 再診といっても、別に診察があるわけではなく、様々な部署で手術に向けた説明を長々と聞かされた一日であった。

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最初に麻酔科からの説明を受ける

再診受付後、まず最初に麻酔科に向かい、麻酔科の医師から手術の際の麻酔に関して説明を受ける。

全身麻酔で手術を行うが、全身麻酔をすると自分で呼吸できないため、口や鼻からチューブを突っ込んで人工呼吸を行うとのこと。

また手術中の体温計測のための体温計や、尿道カテーテル、胃の内容物を吸引するためのカテーテルなども体内にいれるようだ。

麻酔で気を失っているから良いが、全身チューブだらけの姿を想像すると恐ろしい。

医者が言うには、麻酔は酸素マスクからの吸引方式で、すぐに眠りに入り、次に気付いた時には手術は終わっている。 「エッ もう終わったの?」という感じになるという。

手術の無事はもちろんのこと、麻酔事故だけはご勘弁。 どうか無事に目覚めますように・・・

担当医からは所見と手術の話

泌尿器科の担当医からは、前回(初診時)にいくつか検査を行った結果などの説明を受けた。

血液検査でのPSA値は、やはり30以上。 そして悪性度(グリソンスコア)は10点満点中の”8”と、リスクは高いそうだ。

そのため前立腺の全摘と、骨盤リンパ節 および 勃起をつかさどる神経も取ってしまうそうだ。 ということは・・・

また前立腺と直腸が癒着 または 直腸まで癌が広がっていたら、直腸の一部を切除する場合があるという。 この場合は、人工肛門のお世話になるそうだ。

ひっえ~~!! 前から尿漏れ、後ろは人工肛門。 これはもう地獄だ。 こうなったら麻酔から永遠に醒めなくても良い。

その他 入院手続きなど諸々の説明

医者からの話を終えると、次は入院手続きへ・・・ まぁ個室か相部屋かなど、説明をいろいろ聞いて、第1希望、第2希望を申し込む。

さらに入退院支援室なる所に行かされ、看護師との面談である。 生活習慣や、緊急時の連絡先などを色々聞かれ、入院・手術から退院までの概略の予定を聞かされた。

そして入院前2週間は禁酒しなさいとのこと。 これは全くの想定外。 何故?と聞くと、肝臓を休めるためとか言っていた。 まぁ1週間で良いだろう・・・ なんて勝手な自己判断。

最後の駄目押しは、尿漏れ対策の説明。 退院後に尿漏れを早く治すための運動の説明と、ビデオを見せられた。

やっと解放される

朝10時半に病院に入り、すべて終了したのは15時半。 5時間も病院の中をウロウロしていたことになる。

次は入院直前に、コロナの抗原検査を受けに訪れ、その後入院である。

入院まであと1ヶ月。 手術が終わってしまえば、あとはのんびり入院生活を楽しむだけである。 入院中に何して楽しむかを考えておこう。

 


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