花見川サイクリングロードを河口から走り始め、やがて深い緑の中を進むとサイクリングロード終点である弁天橋に到着である。 ここから1.3Kmほど一般道を走ると川の名は「新川」と変わり、その川沿いに「新川サイクリングロード」が設けられている。
新川サイクリングロードに入ると周りの風景は一変し、広々とした田園風景の中を走ることになる。 更に驚くことに、川幅が弁天橋付近の花見川より広くなるのである。
河口から川を遡って来たので、常識的には川幅は徐々に狭くなるはずである。 しかし新川を進むにつれ、何故か川幅はどんどん広くなるのである。
花見川・新川・印旛サイクリングロード マップ
東京湾の河口から、印旛沼の「佐倉ふるさと広場」までのコース全体図と、Part-1からPart-3までの各ガイドに合わせたロードマップである。
河口から印旛沼までの全体ルートマップ | 全体図 |
Part-1 河口から弁天橋まで(12.6Km) | マップ-1 |
Part-2 弁天橋から道の駅やちよへ(6.5Km) | マップ-2 |
Part-3 道の駅やちよから佐倉ふるさと広場へ(11.2Km) | マップ-3 |
弁天橋からの眺め
未舗装だが深い緑の中を走り終えると、花見川サイクリングロードの終点である弁天橋に到着する。
橋の上から花見川の下流方向を眺める。 サイクリングロードは左の森の中を走るが、都心から約30Kmとは思えない渓谷の様相を呈している。
弁天橋から新川サイクリングロードへ
弁天橋を渡り、右折して対岸の道に入る。 正面のカーブから車が突っ込んでくるので、右折時には十分注意が必要である。
京成本線
弁天橋を右折して川沿いの長い坂を下ると、京成本線のガードをくぐる。 しかしガードの幅は狭く、対向車がいないことを確認して進む。
成田街道(国道296号)
京成本線のガードを過ぎると、すぐに成田街道(国道296号)にぶつかる。 大和橋の脇に架かる人道橋を渡り左岸に戻るが、歩行者や対向の自転車に気を付けて進む。
大和田排水機場の脇道に入る
大和橋を渡った所にある信号を使って成田街道を横断し、正面の大和田排水機場の入口へと入っていく。 正面のゲート手前右側に、排水機場を迂回する脇道に入る。
脇道を抜けると住宅地に入り、すぐ先で左の川沿いに出ると大和田排水機場の裏手に出る。 新川サイクリングロードの始まりである。
【 花見川と新川 】
東京湾河口からの「花見川」は、大和田の排水機場を境に「新川」と名を変える。 この「新川」は、印旛沼増水時に東京湾に放流するために開削されたもので、増水時に排水機場で揚水して自然河川である花見川に放流する。
花見川の流れは東京湾にそそぐが、新川は通常印旛沼に向かって流れているそうだ。 ということは、この大和田排水機場あたりが分水嶺??? しかし増水して花見川に排水を始めると逆方向に流れるといった、一風変わった川である。
【 2018/09/30追記 】
5~6行上で花見川を自然河川と記した。 しかし花見川も新川同様に、人工の水路であるというコメントを頂いた。 確かに大和田から東京湾まで、距離が短い割に川幅が広い。 人工的に作られた川であれば納得できる。
新川サイクリングロード
大和田排水機場を越えると「新川サイクリングロード」の始まりである。 弁天橋までの山深い雰囲気から、広々と空が広がる川へ変身する。
なかよし橋と新川大橋
手前のなかよし橋は歩行者・自転車専用である。 この橋を渡って対岸に渡ると、萱田町市民の森や八千代総合運動公園である。
東葉高速鉄道
村上駅と八千代中央駅の間を新川は流れる。 東葉高速鉄道は西船橋で東西線に乗り入れ、都心まで直通で行けるので便利な路線。 しかし乗車賃は驚くほど高い! まぁ使わないから良いけれど・・・
交通量の多い道を横切る
東葉高速鉄道の下をくぐると、村上橋の交通量の多い道を横切る。 右手の交差点の信号で車が途切れるタイミングをみて横切る。
5月のゆらゆら橋
ゆらゆら橋という面白い名と、一風変わった形の橋がある。 名の通り吊り橋となっているが、怖いと思うほど揺れることは無い。
5月の鯉のぼりがたくさん繋がれているが、この日は無風のため、力なく そして だらしなく垂れ下がっていた。
道の駅 八千代ふるさとステーション
東葉高速鉄道を越えると大きく田畑が広がり、見通しも良くなる。
やがて遠くに「道の駅 八千代ふるさとステーション」が見えてくる(写真中央少し右寄りの白い屋根)。 休憩場所まであと少しである。
八千代ふるさとステーション
国道16号と新川が交差する地点にある、道の駅「八千代ふるさとステーション」に到着である。
ここはレストランだけではなく、地元産の新鮮野菜を多く売っているので、いつも賑わっている。 おにぎりや弁当類もあり、ここで昼食を仕入れることもできる。
多くのサイクリストが立ち寄るので、ロードバイク用のラックも用意されている。
やちよ農業交流センター
新川をはさんだ対岸には「やちよ農業交流センター」がある。 道の駅の施設の一部なようで、橋で結ばれている。
「八千代ふるさとステーション」までくれば、印旛沼まで残り11Kmほどである。 ここで休憩をとって印旛沼に向けて出発である。
ここから先は行き交う人や自転車も少なくなり、広々としたのどかな風景の中をのんびり走ることができる。