最近マスコミなどで、人工知能(AI)の話題がよく取り上げられている。 とくに「Chat(チャット)GPT」というAIツールは、一般公開されてわずか2カ月で、月間アクティブユーザーが1億人に達したと話題になっている。
そこでAIの能力を試してみようと、ド素人の爺さんが挑戦してみた。
Chat(チャット)GPTとは
ChatGPTとは、Open AIという人工知能(AI)研究機関が開発したツールの一つである。 人間が話すような自然言語で、PCやスマホを介してAIと会話ができるという。
Googleのような検索エンジンで検索しても、なかなか求める答にたどり着かないことが多い。 これは検索時のキーワードに左右されることが多いし、膨大な検索結果から目的の解を探す手間もある。
それに比べ、ChatGPTは人間の質問を解釈し、自然言語で答えてくれるという。 またチャットなので、さらに質問内容の補足や具体化して会話を続けることで、より正確な答えを返してくれるそうだ。
そのため「Googleのような従来の検索エンジンに取って代わるかもしれない」とか、「ウェブが始まった時のような地殻変動を起こすかもしれない」といった話があるようだ。
これは面白そうだ !! 早速チャレンジしてみよう。
まずはアカウントを作成する
まずはOpenAIのアカウント作成から始める。 アプリなどのインストールは不要で、すべてWeb対応である。 この記事内の画面キャプチャは、2023年3月3日時点のものである。 Webサービスなので、知らないうちに画面が変更される場合もあるかもしれない。
Open AIのサイトにアクセス
ChatGPTのログイン画面をアクセスすると、非常にシンプルな画面が現れた。 まずはアカウントを作成するため、右の「Sign up」をクリックする。
メールアドレスの登録と認証
次にメールアドレスの登録が要求されるので、メールアドレスを入力して「Continue」をクリックする。
画面のキャプチャを忘れたが、メールアドレスを入力するとパスワード登録を要求される。 パスワードは8桁以上が必要である。
パスワードを入力すると、次に登録したメールアドレスに確認用のメールを送ったという。 メッセージ内の「Open Gmail」のボタンをクリックすると、Gmailが開かれた。
下が送られた確認用のメールである。 特に読むほどの内容もないので、メール内にある緑色の「Verify email address」をクリックして確認に答える。
名前の登録と本人確認
次に名前の登録が要求された。 本名でなくても良いようだが、First、Last Nameともに入力しないといけないようだ。
次に携帯番号を入力して「Send Code」をクリックすると、入力した携帯にショートメールで6桁の番号が送られてきた。
画面は送られた番号を入力する画面に変わるので、携帯に送られた6桁の番号を登録。
利用目的を登録して終了
次に主な使用目的を聞かれる。 とりあえず個人で調べものに使うと答えておく。
するとOpenAIからのWelcome画面が表示された。 どうやらアカウント登録は、これで終了のようである。 意外とあっさりと登録できてしまった。
基本的な使い方
Welcome画面からの使い方が良く判らなかったので、再度ChatGPTのログイン画面からログインをしてみる。 アカウント登録は完了したので、今度は左の「Log in」をクリックする。
ログイン画面が表示され、アカウント作成時に登録したメールアドレスを登録して先へ進む。
次にパスワードを入力すると、ChatGPTのメイン画面が表示された。
この画面の下にあるボックスが、質問の入力欄である。 画面は英文だが、質問は日本語で入力すればよい。
さっそくAIに質問を投げかける
何を質問するか考えていなかったので、とりあえず「こんにちは」と話しかけてみた。
驚いたことに、すぐにまともな答えが返ってきた。 そこで「明日は何曜日」と聞いてみると・・・
タイムゾーンを知らせていないので、「ここは日本です」と追加の情報をAIに与えてみたが、この先も正しい曜日は答えてくれなかった。
そこで「日本の3月3日は何の日か?」と質問を変えてみた。
なるほど。 ごく自然な文章で答えてくれる。
次に質問ではないが、Twitter風に「腹減った!」とだけ呟いてみた。
ちょっと固いな・・・ 真面目すぎる。 あまり面白みがない。
そこで少し意地悪な質問をしてみた。
感情や主観的な判断はできないと返された。 たしかにAIが感情を持ったら恐ろしい。
ChatGPTからの答えは実に滑らかな文章で、正しいことを言っているように見えるが、すべてが正しいかというと疑問は残る。 しかしネット上を調べると、ネタというか条件をChatGPTに与えて文章を作ってもらったり、Excelの関数まで作ってもらうこともできるようだ。
確かに面白い。 上手く使えば役に立ちそうである。 これからのボケ防止に、AIを相手に会話を楽しむのも良いかもしれないが、ものすごく暗ぁ~い爺さんになってしまいそうだ。 やはりリアルな人間と話したほうが良いだろう。
どのように使ったら良いのか、これからいろいろ研究してみよう。