激しい運動でも外れないフェイスシールドを自作する

バドミントン

バドミントンのサークルで、週に1回汗を流している。 しかし 御多分に漏れず、新型コロナウィルスの影響により、体育館の利用は3月頃から休止となっていた。 そして5月25日、1都3県を含め緊急事態宣言は解除され、練習再開に一歩近づいた。

桃田健斗や女子ダブルスなどの試合を見てわかるように、バドミントンはかなり激しいスポーツである。 しかしサークルの平均年齢は、後期高齢者に近いという超ド級の高齢者集団! コートの上でヨタヨタとのた打ち回り、バドミントンというより”羽根つき”の様相である。

とはいえ これからの季節は相当汗をかく。 マスクを付けてやると死にそうになるので、フェイスシールドはどうだろうかと考え、自作してみることにした。

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クリアファイルは透明ではなかった

A4サイズのクリアファイルを切って、簡単にフェイスシールドを作る方法がネット上に溢れている。 これを参考に手を加えればよいと思ったが、意外と透明感がないことに改めて気づいた。 これでは飛んでくるシャトルを見失う可能性がある。

そこで机や本棚を探し回り、何とか見つけた透明度の高いホルダー。 コクヨのTP-760NWという、A4サイズのレールクリヤホルダーである。

フェースシールド

クリアファイルとの透明度の違いを見てみよう。 透明と思っていたクリアファイルは、若干白く濁っている。

フェースシールド

百円ショップに走る

ヨタヨタと動きは鈍いが、それなりに動き回る。 したがって頭にしっかりと固定されていないと困る。 作成するフェイスシールドには、2つの機能を求めることにした。

  • 激しく動いても、ずれたり落ちたりしないこと。
  • そのために締める強さの調整ができること。

この機能を実現するため、頭の中に簡単な設計図を描いて、百円ショップに部材調達へと走る。

準備は整った!

購入した部材は3種類。 1つだけ作るには費用は高くつくが、3つか4つほど作れる部材の量なので、複数個作れば、1つあたり100円程度でできるだろう。

  • 隙間テープ
  • 巾15mmのパジャマゴム
  • 強粘着タイプのマジックテープ

あとはカッターとハサミ、ホチキス、穴あけパンチがあれば良い。

フェースシールド

いざ工作の時間へ

いよいよ作成の開始であるが、小学生の工作のようなものである。 糊付けなど面倒な作業はないので、手先が不器用と自認している人でも簡単に作れるだろう。

コクヨのレールクリヤホルダーを解体する

フェイスシールドの面として利用するため、コクヨのホルダーを解体する。 まずはレール部分を外し、表と裏表紙をカッターで切り離すだけである。

フェースシールド

型紙を作って面を作成

型紙など作る必要もないのだが、すこし真面目な雰囲気を出すため、パソコンで型紙を作ってみた。 といっても、Wordで図形を適当に描いただけだが・・・

フェースシールド

この型紙に合わせ、フェイスシールドの面をハサミで切る。 形やフェイス面の長さなどは、好みで良いだろう。

フェースシールド

ゴム通し用穴をあける

フェイス面ができたら、上部の左右にゴム紐を付けるための穴をあけるが、ゴムで引っ張られて穴が裂けることが心配である。

そのため切り取って余ったホルダーの部材から、小さな長方形を2個作成し、半分に折って補強材を作成する。

フェースシールド

この部品を面の左右上部にホチキスで止めて補強し、パンチを利用してゴム通し用の穴をあける。 2個ほどあけて楕円形の穴を作るが、全体を通してこの作業が一番神経を使う所であった。

2個穴をあけると雪だるま状になるので、カッターで尖った部分を適当にカットし、アバウトで楕円に成形すればよい。

フェースシールド

ゴムを通してマジックテープを付ける

購入した巾15mmのゴム紐を、頭に巻いておおよその長さで切り、更に半分に切って2本作る。 この時ゴム紐が長すぎたり短すぎたりしないように注意が必要である。

これを穴に通してホチキスで固定、更に先端にマジックテープを付ければ良い。 左右のゴム紐を取り付ければ、もう作業は終了したも同然である。

フェースシールド

フェースシールド

マジックテープなど使わずに、1本のゴム紐で頭に止めるほうが簡単に作れる。 しかし締め付ける強さが調整できたほうが良いと思うので、少し手はかかるがこの方法を選んだ。

追 記

強粘着タイプのマジックテープといえど、使っているうちに剥がれそうである。 マジックテープもホチキスで止めたほうが良い。

隙間テープを貼って完成

フェイスシールドを頭に装着時、額の部分にクッション材として隙間テープを貼る。 適当な長さに切って貼れば良いが、試しに装着するとシールド面が迫って圧迫感があったので、豪華に2段重ねで貼ってみた。

フェースシールド

フェイスシールドの完成

作業はすべて完了した。 頭に装着するとこんな感じである。 適当に自撮りしたのでうまく撮れていないが、雰囲気はわかるかと思う。

フェースシールド

作業時間は30分もかからずに完成したが、ゴム紐を通す穴の補強無しで作れば、もっと短時間で作成できる。

ゴム紐のおかげで頭にしっかりと装着できるので、激しく動いても大丈夫そうである。 また額の部分のスポンジが汗止めにもなって良いかもしれない。 練習を終えた後に消毒を兼ねて洗えば、数回は利用できそうである。

しかし実際に使ってみないとわからない。 なんとなく邪魔になるような気もするが・・・

 


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