旧市街(ゴシック地区)を歩く (1)

サグラダ・ファミリア教会
バルセロナで最も古い地区である旧市街は、ゴシック地区とも呼ばれている。 カテドラルを中心に、ゴシック様式の街並みが残り、中世の趣を今に伝えている。 名の知れた観光スポットだけでなく、中世の風情を楽しみながら、細い路地を歩きまわる。

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ガウディの街灯

ゴシック地区の中心街にあるレイアール広場には、ガウディの出世作と言われる街灯が立つ。

ガウディの街灯

カテドラル(大聖堂)

ゴシック地区のシンボルともいえるカテドラルは、壮麗なゴシック様式で、13世紀末に建築が開始され、150年後の1450年に完成したという。

カテドラル(大聖堂)

中に入ると、高い天井と広い空間が、荘厳な雰囲気を醸し出している。

カテドラル(大聖堂)

カテドラルの裏手に回る路地を歩くと、中世の世界に迷い込んだような錯覚を覚える。

カテドラル(大聖堂)

サン・ジャウマ広場からカテドラルに通じる細い路地には、細かな彫刻が施された渡り廊下が架かる。 タイムスリップしたか、映画のセットでも見ているようだ。

旧市街の渡り廊下

カテドラル前の広場では、毎週日曜日の正午から、カタルーニャの民族舞踊である「サルダーナ」を踊る輪ができる。 写真を撮って妻の元に戻ると、妻の胸元に丸いシールが貼ってあった。 現地のおばさんから「踊りませんか?」と、小銭の入ったカゴを出され、1ユーロを出したら貼ってくれたそうだ。 誰でも踊れるということだが、踊りの輪に加わるにはちょっと勇気が必要だろう。

サルダーナを踊る人達

何かのお祭りなのか?

「サルダーナ」の踊りを見た後、カテドラルの裏の方に向けて歩くと、前方から華やかな行列がやってきた。

旧市街でのパレード

大きな人形の中に人が入り、くるくると回りながら練り歩く、ジャガンと呼ばれる巨大な人形もやってきた。

バルセロナのジャガン

可愛い女の子達も、民族衣装に身を固めて踊っている。

旧市街のパレード

王の広場

コロンブスがアメリカ大陸を発見して帰国した時、階段を上がった奥の部屋で、イサベル女王と謁見したそうである。 石造りで飾り気のない広場で、独特の雰囲気があると思ったが、帰国後調べると、当時は謀反を起こした貴族を処刑した広場だそうだ。 妙に納得・・・

王の広場

コロンブスがイサベル女王と謁見した「ティネルの間」。 訪れた日は、宗教関連の古書の展示会が開かれていた。

王の広場

サンタ・アガタの礼拝堂

王の広場に隣接して、サンタ・アガタ礼拝堂がある。 王室専用の礼拝堂だそうだが、祭壇は取り払われたのか、祭壇画だけが残っている。

サンタ・アガタ教会サンタ・アガタ教会

バルセロナ市歴史博物館

ローマ時代の遺跡を展示するバルセロナ市歴史博物館に入場。 想像以上に内部は広く、ワインの製造や貯蔵場所、魚の塩漬け工場、下水などもあり、当時の生活を垣間見ることができる。 王の広場などは、このローマの遺跡の上に造られたことになる。

バルセロナ歴史博物館

 


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