塩の島 伯方島

来島海峡大橋

2012年5月26日(土)

伯方島といえば「伯方の塩」であろう。 スーパーに並ぶ塩や、テレビCMなどで名前は知っていた。 そして「伯方」とは、どこかの地名だろうとしか思っていなかった。 そもそも瀬戸内の島といえば、淡路島と小豆島、江田島程度しか知らなかったが、これはやはり無知というものであろうか?

ガイドブックで「伯方の塩」の名を見たときに、「あの塩の!」と初めて知ると同時に、海辺に白く広がる塩田のイメージが頭の中に浮かび上がった。 しかし残念なことに天日干しの塩田は姿を消し、今は海老の養殖場に代わってしまったようだ。

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しまった! 道を間違えた・・・

伯方島には史跡や観光施設は少なく、島の大きさもしまなみ海道で一番小さい。 大三島橋を渡り、伯方島を時計回りに船折瀬戸の展望台まで、一気に走ってしまった。

昼過ぎだったので、「ラーメンを食べに行こう」と地図を引っ張り出す。 「えぇ~っ! 通り越してしまった・・・」と唖然。 塩ラーメンで有名な「さんわ」で食べる予定をしていたのだが・・・

県道50号を伯方港のほうに左折すべきところを、道なりに右折してきてしまった。 たかがラーメンであるが、やはりミーハー的に食べておくべきか? 戻るか否か迷ったが、今回は諦めることとした。

船折瀬戸の眺め
船折瀬戸の東に立つ赤灯台

船が折れる「船折瀬戸」

伯方島の南側、対岸の「鵜島」との間にある水路が「船折瀬戸」と呼ばれる場所である。 潮の流れが激しく、船も折れるほどの潮流からこの名が付いたとのこと。 潮の流れは最大で9ノット(時速16.7Km)もあるそうで、力の無い昔の船などは、潮の流れが変わるのを待ったそうである。

展望台には「潮の最強時刻」と銘打った時刻表が貼ってあった。 行った時はさほど強い流れではなかったようだが、ぜひとも最強の潮の流れを見てみたいものである。

船折瀬戸
船折瀬戸西側 大島方面を望む

何としても塩ラーメンを・・・

「さんわ」の塩ラーメンを諦めて先へ進むことにしたが、やはり悔しい。 「何としても塩ラーメンを食べよう!」と、道の駅「マリンオアシス伯方」へ向かう。

伯方・大島大橋
対岸の大島との間に架かる伯方・大島大橋が見えてきた

マリンオアシス伯方

伯方・大島大橋の下をくぐり、少し進むと道の駅「マリンオアシス伯方」に着く。 白砂と透明度の高い渚のすぐ脇に立つマリンオアシスは、貸自転車や夏の間は海水浴もできるそうである。

マリンオアシス伯方にて
マリンオアシス伯方の渚にて

迷った挙句に塩ラーメン

塩ラーメンを食べようとレストランに入り、メニューを見て「グラッ!」と心が揺れた。 大好きな玉子を使った「焼き豚玉子飯」、「魚の煮付け定食」、「お刺身定食」など目白押し・・・ 「うぅ~ 全部喰いたい!」とは思ったものの、それは無理。 初志貫徹で「塩ラーメン」を注文。

最近はコッテリ系のラーメンばかり食べているせいか、塩ラーメンはあっさりしていた。 このマリンオアシスの塩ラーメンも美味いが、やはり話のネタとして「さんわ」の塩ラーメンが食べたかった!

塩ラーメン
見るからにあっさりしていた塩ラーメン 量が少なすぎる!
塩ソフト
デザートは塩ソフト

 


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