和田峠 その1

信州・茂田井

旅行日:2017年6月9日

気象庁によると、関東甲信越地方は、6月7日に梅雨入りしたそうだ。 しかし天気予報を見ると、どうも週末は天気が良さそうである。 そこで急遽和田峠を越えようと思い立った。 前回和田宿まで歩いているので、今回は和田宿から峠の入口まで歩き、翌日に峠を越えて、下諏訪宿までの1泊2日の歩き旅である。

さっそく宿に電話すると、幸いにも部屋は空いているとのこと。 万一の雨に備えて山用の雨具を持ち、「天気が持ちますように・・・」と祈りながらの出発である。

日 付 区 間 里程表 実距離 万歩計 ルート
2017年
6月9日
和田峠 その1
和田宿~男女倉口
5里14町 21.2Km 6.2KM 8,932歩 Map
2017年
6月10日
和田峠 その2
男女倉口~町屋敷
18.4KM 30,271歩 Map
下諏訪宿
町屋敷~下諏訪駅
合 計 5里14町 21.2Km 24.6Km 39,203歩
日本橋からの累計
(累計日数 : 18日目)
55里4町 216.4Km 228.0Km 375,329歩

里程表 : 別冊歴史読本「図説 中山道歴史読本」より。
実距離 : 各区間のコース計画時、ルートラボを利用して計測した距離。

実距離の数値をクリックで、ルートラボの計画コースを表示

MAP  : GPSログを基に、実際に歩いたコースをGoogle MAP上に作図


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上田からバスを乗り継いで

北陸新幹線・上田駅に降り立つ。 和田峠方面へは、この上田駅から”JRバス関東”を利用して入るが、あまりバスの便は良くない。 途中の長久保宿で乗り換え、前回引き返した和田宿まで1時間半近くを要した。

【 幸村公がお出迎え 】

JR上田駅前では、真田幸村の像が出迎えてくれる。

真田幸村像

和田宿から出発

前回引き返した上和田バス停で準備を行い、和田峠入口を目指して出発である。 この日は峠の入口までなので、僅か6Kmほど歩くだけ。 天気も上々、気分よく出発である。

【 見事な卯建を持つ「よろずや」 】

店舗には本卯建が立ち、隣にはどっしりとした蔵を持つ。

和田宿

店頭に下がる看板が、歴史を感じさせてくれる。

和田宿

【 高札場跡 】

「高札場では旅人は笠等の被り物をとるのが習わし」と説明されていた。
私は暑いので、帽子を被ったまま説明を読んでいた・・・

高札場

【 鍛治足 】

右の緩やかに上る道を進む。

鍛冶足

【 双体道祖神 】

古い納屋のような建物の前に祀られている。

双体道祖神

鍛治足一里塚

鍛冶足交差点を渡ると、日本橋から50里の「鍛治足一里塚碑」と、「左松澤歩道・右諏訪街道」と刻まれた道標が立つ。

【 鍛治足一里塚 】

鍛冶足交差点を右折し、大出バス停方向の細い道に入る。

一里塚跡碑

国道142号を進む

道はやがて国号142号に合流する。 ここから和田峠入口まで、殆ど国道歩きの連続である。 この国道の両側の山には、白い花が満開の木と、ハルゼミと思われる「ギーッギーッ」といった鳴き声の大合唱が迎えてくれた。

【 満開のニセアカシア 】

国道沿いは、フジの花の房を短くしたような、白い花が満開であった。
何の木かと思っていたら、ニセアカシアだそうだ。

国道142号

中山道古道と唐沢一里塚

唐沢集落入口の手前左側から、中山道古道が分岐している。 この古道を進むと、やがて唐沢一里塚へと至る。 江戸末期の中山道は、現在の唐沢集落のほうに付け替えられたようで、唐沢集落には茶屋本陣があった。

【 中山道古道への分岐 】

唐沢下バス停の手前から、左へ分岐する古道へ入る。

中仙道古道へ

木漏れ日の降り注ぐ、気持ち良い山道を進む。

中仙道古道

【 唐沢一里塚 】

中山道の一部路線変更で山中に取り残された。 そのお蔭で左右両塚が残る。
1831年の絵図面では、中山道から外れているそうである。

唐沢一里塚

和田峠入口

男女倉口バス停を過ぎ、美ヶ原や霧ケ峰方面への分岐に入ると、和田峠への取り付きに到着である。 まだ昼過ぎと早いが、この日はここで終了。 逃げるはずもない山に向かって、「待ってろよ 和田峠!」と、明日の再訪を告げる。

【 和田峠入口 】

中山道の説明版や「中山道歴史の道碑」が立つ。
明日はここから山の中に入ることとなる。

和田峠入口

【 男女倉口バス停 】

男女倉口バス停に戻り、ここからバスで戻ることにする。
人など歩いていない山中のバス停で、1人ポツンとバスを待つ。

男女倉口

休みだったダッタン蕎麦

男女倉口からは、「ふれあいの湯」行のバスで和田宿に戻り、ここで長久保行のバスに乗り換えである。 次のバスまで1時間近く時間があったので、「ダッタン蕎麦」なるものを食べようと、調べておいた店に向かう。

【 休みだった 蕎麦屋 徳田 】

和田宿本陣向かいの「蕎麦屋 徳田」を訪れると、何と”休み”ではないか!
ネット上では「不定休」とあったが、楽しみにしていたのに残念である。

蕎麦屋徳田

長久保宿・浜田屋旅館

和田宿から再度バスで長久保宿まで戻る。 宿に入るには早いので、長久保宿を再度見て回る。 しかし途中から雲行きが怪しくなり、ポツポツと雨が降り出したので、この日の宿である浜田屋旅館にお世話になる。 その後雷と共に、雨は夕立のようになった。

【 浜田屋旅館 】

梅雨に入ったせいか、この日の宿泊客は私一人であった。
前週までは中山道歩きの人の宿泊が多かったそうだ。

浜田屋旅館

通された部屋は、まさに純和風というか、古風な宿の良い雰囲気。
隣室との仕切りは襖だが、誰もいないので気兼ね不要であった。

浜田屋旅館

風呂で汗を流した後は夕食である。
写真の他に出された、旬の山菜や野菜の天ぷらが美味かった。

浜田屋旅館

長久保宿から和田宿、男女倉方面のバスは、長和町巡回バスが走っている。 小型のバスであるが、料金は100円であった。 男女倉口から和田、和田から長久保まで利用したが、いずれも乗客は私一人。 長和町が補助を出しているのだろうが、観光客も100円とは、有難いやら申し訳ないのやら・・・


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