西の丸玄関門 勘違いの多い二重橋

大手門
国賓来日時などに開かれる「皇居正門」(旧称:西の丸大手門)から入城し、右へUターンするように反転して「二重橋」を渡ると「西の丸玄関門」があった。 現在はどうなっているのか? 平民である私には無縁な門であり、外から見えないので良く判らない。

この「西の丸玄関門」より、むしろ「二重橋」のほうが有名である。 しかし「二重橋」の場所を勘違いしている人が多いようだ。

スポンサーリンク

観光客の多い皇居定番写真スポット

「西の丸大手門」、現「皇居正門」の前に来ると、多くの観光客がカメラを向けている。 カメラの先は「正面石橋」と、その向こうに見える「伏見櫓」である。 甲高い声で賑やかに話しながら、自撮り棒を使って写真を撮る、中国からの団体が多い。

正面石橋

正面石橋と伏見櫓

「正面石橋」は、西の丸大手門に至る橋であるが、正面石橋越しに望む「伏見櫓」の風景は、皇居を代表する定番写真である。

正面石橋

「伏見櫓」は、三代将軍家光の時、京都の伏見城から移築したと伝えられている。 立派な多聞も残り、現在3つ残る江戸城の櫓の中で、一番美しい。

正面石橋と伏見櫓

二重橋だよ おっ母さん

今まで「二重橋だよおっ母さん」という曲名だと思っていたが、正しくは「東京だよおっ母さん」だった。 私が子供の頃に流行った、島倉千代子の歌である。 田舎から出てきた母親を皇居に連れて行き、二重橋の前で写真を撮るといった歌である。

この曲のイメージからすると、皇居を代表する風景である「正面石橋」をバックに写真を撮るであろう。 しかしこの「正面石橋」は、「二重橋」ではないのである。

正面鉄橋 これが正しい二重橋

正面石橋から伏見櫓の方を見ると、奥にもう一つの橋が架かっている。 こちらが正しい二重橋であり、現在は「正面鉄橋」と呼ばれている。

ここは濠が深いので、江戸時代は橋桁を上下二重に組み、橋の上に橋を造ったので「二重橋」と呼ばれていた。 しかし現在は鉄橋に改修され、一重の橋となっている。

二重橋

皇居前広場から見る正面石橋を、または「正面石橋と奥の鉄橋を併せて二重橋」と、勘違いしている人が結構多いようである。

天皇誕生日や新年の一般参賀時に出かければ、普段は閉じている皇居正門から入り、この正面鉄橋を渡ることができる。 写真を撮るためにも、一度参加してみる必要がある。


スポンサーリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です