24宿 八幡宿

信州・茂田井

旅行日:2016年5月12日

塩名田宿で千曲川を渡り、八幡宿を目指す。 宿場が設置された当初は荒(新)町と呼ばれていたが、上州の「新町宿」との混同を避ける為、八幡宿と名を変えた。 宿名の基となったのは、八幡宿入口にある八幡神社だそうだ。

塩名田宿と八幡宿間の距離は短いが、やはり千曲川の川止めなどの関係だろう。

日 付 区 間 里程表 実距離 万歩計 ルート
2016年
5月12日
岩村田宿~塩名田宿 1里11町 5.1Km 5.5KM 29,515歩 Map
塩名田宿~八幡宿 0里27町 2.9Km 2.7KM
八幡宿~望月宿 0里32町 3.5Km 4.0km
間の宿 茂田井
望月宿~芦田宿 1里8町 4.8Km 4.9km
合 計 4里6町 16.3Km 17.1Km
日本橋からの累計
(累計日数 : 15日目)
46里9町 181.6Km 190.0Km 314,185歩

里程表 : 別冊歴史読本「図説 中山道歴史読本」より。
実距離 : 各区間のコース計画時、ルートラボを利用して計測した距離。

ルートラボルートを見る → “のんびり中山道”で検索)


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千曲川を渡る

奥秩父の甲武信岳に源を発し、新潟では信濃川に名を変える千曲川。 この中山道が横切る辺りは、もう立派な川である。 昔は自然のままの川だったのだろうから、もっと水流も多く、急流だったのかもしれない。 渡るにはスリリングだったことだろう。

【中津橋】
千曲川の河原から、これから渡る中津橋を見上げる。

千曲川と中津橋

【八ヶ岳の眺め】
中津橋の上から八ヶ岳を眺める。
右側の蓼科山を諏訪側から見ると、お椀を伏せたような丸い形をしている。

中津橋から八ヶ岳

【浅間山の眺め】
下流側を見れば浅間山である。 贅沢な眺めを持つ橋である。

中津橋から浅間山

御馬寄の街並み

中津橋で千曲川を渡り塩名田宿に別れを告げ、御馬寄(みまよせ)という集落に入る。 緩やかな坂を上っていくが、その両側には風情ある家並みが並ぶ。

【御馬寄】
長く緩やかな坂が続く道の両側に、古い家並みが残る。

御馬寄の街並み

【浅間山と大日如来】
御馬寄小学校入口の歩道橋下で右へ分岐する旧道に入り、更に坂を上る。
元の道との合流点手前に、浅間山を背景に大日如来像が立つ。
左の石碑は芭蕉の句を刻んでいる。

大日如来と浅間山

一里塚と井戸の神様

御馬寄の集落を抜けて更に街道を進むと、今まで見たことのない石碑が現れる。 自宅に帰って調べると、どうも井戸などの水神を祀ったもののようであった。

【御馬寄の一里塚跡】
佐久川西自動車学校の向かいに、一里塚跡の碑だけが立つ。
日本橋から44里である。

御馬寄一里塚

【御井大神の碑】
交差点の角、用水路の傍らに「御井大神」と刻まれた碑と、道祖神が並ぶ。

御井大神

【生井大神の碑】
更に進むと、道路に背を向けて「生井大神」と刻まれた碑が立つ。
「御井大神」とか「生井大神」という名は聞いたことがなかった。

生井大神

八幡神社

次の集落に入り、右にこんもりとした八幡神社が現れると八幡宿の入口である。
地元の方には失礼だが、八幡神社を見て「なぜこんな所に、こんな立派な神社が!」と思った。 現在の八幡宿は寂れてしまっているが、昔は中山道往来の人達で賑わっていたのだろう。

【古いバス停】
八幡神社前のバス停待合室は、思わず眺めてしまう広告に満ちている。

八幡神社パス停八幡神社パス停

【八幡神社】
八幡宿の名の由来となった古社。
境内には国指定重要文化財である旧本殿の高良社(こうらしゃ)などがある。

八幡神社

【随神門】
小諸藩主・牧野遠江守によりり天保14年(1843)建立。
門の両脇には衣冠束帯に剣と弓矢を持った武官の随神が置かれている。

八幡神社

【拝 殿】
拝殿には随神門と同様に、多くの彫刻が施されている。
奥に見える小さな祠が、重要文化財の高良社である。

八幡神社

【高良社】
八幡神社の旧本殿「高良社(こうらしゃ)」。 延徳3年(1491)の建立。
佐久市HPには「周辺に定着した朝鮮からの渡来人の社、高麗社の意」とある

高良社

八幡宿

八幡神社のバス停横に、「中山道八幡宿碑」が立ち、ここが江戸方の入口となる。 京から江戸に向かう場合は千曲川が、江戸から京に向かう場合は瓜生坂の難所が待ち受けるため、本陣1軒、旅籠3軒の小さな宿場に関らず、脇本陣は4軒もあった。

【八幡宿の街並み】
八幡宿には、往時を偲ぶような建物などは少ないようである。

八幡宿の街並み

【八幡宿本陣跡】
本陣であった小松家の本陣門が残る。

八幡宿本陣

【脇本陣跡】
本陣門の向かいには、脇本陣の門が残る。

八幡宿脇本陣

【八幡中央交差点】
本陣や脇本陣跡を過ぎると、八幡中央交差点である。
八幡宿の中心部だったのか、街道らしい雰囲気の建物が少し残る。

八幡宿の街並み

真っ直ぐ街道を進み、立山アルミの赤い看板が立つ分岐を右の旧道に入る。

この旧道沿いには大小の馬頭観世音など、いくつかの石仏が見られる。 やがて元の道と合流するが、この合流点に「中山道 八幡宿碑」が立つ。 京側の宿場出口である。


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