グラナダ市内散策

グラナダ
ホテルへチェックイン後、さっそくアルハンブラ宮殿に向けてホテルを出る。 しかしまず予約しておいた、アルハンブラ宮殿の入場券を取りに行く必要がある。 チケットを取りに行くついでに、少しグラナダの街中を歩いてみる。

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アルハンブラ宮殿のチケット

アルバイシンの高台にあるホテルから坂を下り、グラナダの街の中心部に降りてきた。

グラナダの街中

予約したチケットは、アルハンブラ宮殿の「ヘネラリフェ入り口」にあるチケット売場で発券できるが、歩いていくには遠回りとなる。 そこでヌエバ広場の向かいにある、「Libreria de Alhambra」という店に設置されている自動発券機を利用した。

Libreria de Alhambra

店の中に入ると、左手にチケット発券機が1台置かれていた。 予約番号とクレジットカードを出して発券機の前に立つと、すぐにお店の女の子がやってきて代わりに操作してくれた。 出てきたチケットは、味もそっけもない、記念にもならないチケットだった。

チケットマスター発券機

イサベル・ラ・カトリカ広場

イサベル女王とコロンブスの像が立つ。 コロンブスは大西洋を横断してアメリカ大陸を発見したが、コロンブスの航海を財政面で支援したのがイサベル女王である。 この発見を機にスペインは海外に乗り出して、広大な植民地を築き上げていった。

イサベル・ラ・カトリカ広場

広場の前を走るレジェス・カトリコス通りは、日除けのシートに覆われている。 しかし太陽が真上にあるとき、歩道に日陰ができるのだろうか? エアコンのある車に日陰を作ってどうする!

レジェス・カトリコス通り

 カテドラル(大聖堂)へ

昼食を食べる必要もあったので、カテドラルの方へ足を踏み入れる。 カテドラルの近くには、アラブのお土産屋さんがカラフルに並ぶ。

カテドラル近くのお土産屋さん

カテドラルには、レコンキスタを達成したイサベル女王と、その夫であるフェルナンド2世、さらにイサベル女王の娘である、狂王女フアナの柩が納められている。 しかし15:00までにアルハンブラ宮殿に行かなければならず、カテドラルへの入場を諦め、外観を軽く眺めて終わりとした。

カテドラル(大聖堂)

レコンキスタとグラナダの開城

イスラム勢力に支配されたイベリア半島を、キリスト教徒による奪回運動が「レコンキスタ」で、「国土回復運動」とも呼ばれている。 この運動は1492年のグラナダ開城で終わるが、約800年近くを要したようである。 このイスラムとの最後の戦いに勝利したのが、イサベル女王とフェルナンド2世である。

妻が見たいと言っていた、「グラナダの開城」(フランシスコ・プラディーア作)という絵は、イスラムのムハンマド11世がアルハンブラ宮殿の鍵を渡すシーンを描いている。

グラナダの開城

この絵を見ると、白馬にまたがるイサベル女王が、実に堂々と描かれている。 実物を見られなかったのは残念である。

アルハンブラ宮殿への道

カテドラルの見学を諦め、軽く昼食を済ませてアルハンブラ宮殿に向かう。 ゴメレス坂という、緩やかな坂の続く通りを宮殿に向かって歩く。

アルハンブラ宮殿への道

やがて宮殿入り口の「ザクロ門」である。 この門をくぐると風景は一変し、緑豊かな宮殿の敷地に入る。

ザクロ門

更に坂を登り続けると、やがて「裁きの門」に到達する。 この門をくぐると、「カルロス5世宮殿」、「アルカサバ」、そしてハイライトの「王宮」などである。

裁きの門

 


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